コラーゲンといえば、肌に良い、関節の痛みを軽減する、といった評判は以前からありました。色々なメーカーから商品が出ていて、原料も何種類もあります。
その中でも「こなゆきコラーゲン」は他のコラーゲンより効果が出る、といった口コミがたくさんあります。何が違うのか、調べてみました。
コラーゲンとは
コラーゲンとは
タンパク質の一種で、真皮、骨、軟骨などを作っています。全タンパク質の30%を占め、骨や腱に力がかかった時にその力を受け止められる強度や弾力性を保持している、大事な成分です。お肌のハリやツヤにも重要な役割を果たしています。コラーゲンは年齢と共に減少していきます。20歳を100とすると、40歳で60に、60歳で35くらいまで減ってしまいます。体内でコラーゲンを作る力が衰えていくからです。
そのため、体外から摂取することでコラーゲンの量を増やし、肌の状態を良くしたり骨や関節を強化するために、色々なサプリが開発されたのです。
食品として販売されているコラーゲンサプリの主な材料は牛、豚、鶏、ヒラメ、サケ、スズキなど。特に豚は人間のコラーゲンに近いとされています。
現在のところ、コラーゲンを摂取したからといって美肌になったり関節の痛みが取れるかどうか、科学的な証明はされていません。というのは、コラーゲンを摂っても、消化される過程でほかのタンパク質と同様、アミノ酸に分解されてしまうからです。そのアミノ酸が吸収されても、元のコラーゲンとしての効果があるかどうか、わかっていないのです。
それなら、摂っても意味はないの?
コラーゲンは分子が大きいため、まず分子をアミノ酸サイズに分解し、それから吸収されます。
ということは、最初から低分子化してしまえば、
分解されずにコラーゲンとしての効果を保ったまま吸収される可能性があります。
実際、2010年に常盤薬品工業会社が低分子化されたコラーゲン飲料を使った実験をおこないました。その結果、低分子化されたコラーゲンを2ヶ月間採取すると肌のハリ改善、シワの減少などがはっきりと認められたのです。
さらに、京都府立大学大学院農学研究科の佐藤健司教授が長年にわたり研究を重ね、2014年9月のシンポジウムで低分子コラーゲンには効果があると発表しています。低分子化されたコラーゲンを4週間摂取した結果、シワが減り、肌のタンパク質の新陳代謝が促進されていたことがわかったのです。その理由についてはまだ未解明ですが、多くの人、特に皮膚に何らかの問題がある人ほど効果が出ているそうです。
つまり、お肌を気にしている人、特に年齢肌で悩んでいる方には、低分子化されたコラーゲンはかなり期待できるということですね。
「こなゆきコラーゲン」とは
タマチャンショップが長年販売している「こなゆきコラーゲン」はコラーゲンを低分子化しています。しかも、1枚の豚皮からコラーゲンを採取するのは一度だけ。一番搾りで純度100%なので、不純物が少なく、とても質が良いのです。化粧品やゼラチンに使われるコラーゲンが四~五番搾りだと言いますから、一番搾りがどれほどランクが高いか、おわかりになると思います。
一番搾りと聞くと、濃度が高い分独特な臭いがしそうな気がします。ところが、「こなゆきコラーゲン」は最先端技術を持つ企業の抽出技術によって、動物臭や味、色を殆どなくしているのだそうです。これまでコラーゲンの臭みがダメだった人でも、「こなゆきコラーゲン」なら大丈夫だった、という口コミがたくさんあるのは、それが理由なのですね。
カロリーは?ダイエット中でも摂って大丈夫?
「こなゆきコラーゲン」は、一番搾りのコラーゲンから糖質・脂質をすべてカットしています。1日5g程度の摂取が目安とされていますが、カロリーはたったの19kcal。脂質も0.2g程度です。これならダイエット中でも安心ですね。
また、他メーカーのコラーゲンは水に溶けにくいものが多いのですが、「こなゆきコラーゲン」は冷たいものにも溶けやすくなっています。ですからコーヒー、紅茶、お味噌汁といった温かいものだけでなく、ジュースや牛乳、ヨーグルトに混ぜて飲むこともできますよ。
妊娠中や授乳中でも飲んでいいの?
妊娠中や授乳中は特に、赤ちゃんのことが心配ですね。コラーゲン製品の中には、妊娠中や授乳中は避けたほうが良いものがあります。それは「イソフラボン入り」のもの。
動物実験での結果ですが、大豆イソフラボンは生殖器官に対し有害な作用を及ぼすことがわかっています。人間の胎児や新生児にも悪影響があるかどうかはまだ明確ではありませんが、危険の可能性があるのですから、イソフラボン入りは避けたほうがよいでしょう。
その点、「こなゆきコラーゲン」は豚の皮のみで作られ、イソフラボンは一切添加されていません。無添加・無脂肪・無着色なので、授乳中でも安心して飲むことができます
ただ、お母さんの体質などによっても違いますし、タンパク質の摂りすぎは肝臓に負担がかかります。肝臓は栄養素をエネルギーに変化させる重要な器官で、妊娠中はお母さんと赤ちゃん二人分のためにフル回転しています。コラーゲンを摂取することで更に肝臓に負担がかかってしまう場合がありますから、飲む前に一度医師に相談するようにして下さいね。