
小さかった目が、一回り大きくなったときの感動が忘れられなくて、それ以来マスカラ命の生活!そんなマスカラ命の私が、ランコムのマスカラ、ヴィルトゥーズ ドラマを使ってみた感想をお伝えします。
【ヴィルトゥーズ ドラマ、3つの特徴】
ランコムのマスカラに目的別に色々なラインナップがあります。私が購入前にチェックした公式HPでは、ヴィルトゥーズ ドラマの特徴は3つ。実際に使ってみた使用感をもとに、検証してみます。
1.カールのキープ力
ヴィルトゥーズ ドラマは、日本女性のマスカラの理想をもとに研究を重ねたというシリーズです。外国人の女性は、ビューラーをしなくても自まつげが自然にクルッと綺麗にカールしています。
でも、日本人女性の場合は、まつ毛が全くカールしていなくて、下向きに生えている人が多いですよね。実は、日本人女性のまつげのカール角度は80.9度、それに対して欧米女性は10.2度だと言われています。全然違いますね。
では、ヴィルトゥーズ ドラマはそんな日本人女性のまつ毛の特性をバッチリ掴んでいるのか?ということですが、残念ながらカールのキープ力はそこまで強くありません。私のまつ毛はハリがあり、量も多いので、ホットカーラーを使っても下がってくることが多いので、カール力は物足りない印象でした。カール力だけなら、ヴィルトゥーズ ドールアイの方が良かったです。
ランコムに限らず、他のブランドでもいえることですが、ボリュームタイプだと、やっぱりカールのキープは難しいのかなという印象です。
2.ボリュームアップ
実は、日本人女性のまつげは、外国人の女性のまつ毛の密度よりも低いという事をご存知でしょうか。1㎜あたりで比較すると、日本人女性で2.6本、外国人女性では3.4本です。生えている本数が全然違うので、外国人のようなふさふさまつ毛に憧れている人は、ボリュームタイプのマスカラを使う必要があります。
さて、ヴィルトゥーズ ドラマですが、ボリューム力に関してはバッチリ。この半年で買ったマスカラの中では断トツですね。最近はディオールのボリュームタイプが好きで愛用していましたが、ボリュームが欲しい時は ヴィルトゥーズ ドラマを使うようになりました。2回重ね塗りすると、黒々としたボリュームまつ毛になります。
ディオールのマスカラは重ねて塗ってもダマにならないところはいいのですが、私の場合は隣のまつ毛とくっついてしまって綺麗にセパレートさせるのが難しいという欠点がありました。ヴィルトゥーズ ドラマは、疎耐水性ポリマー配合のフィルムでまつ毛をコーティングしてくれるので、隣のまつ毛とくっつくこともありません。
ボリュームがありながら綺麗にセパレートしてくれるので、自まつげがフサフサに見えます。もう学生ではないので、マスカラでしっかりまつ毛を盛ってます!というのは年齢的にもちょっと恥ずかしいので、ヴィルトゥーズ ドラマみたいに自然な仕上がりでしっかりボリュームアップしてくれるのは嬉しいです。
3.水でオフできる
最近、この手のマスカラが増えてきていますね。ボリュームでお伝えした素耐水性ポリマーがしっかりコーティングしてくれているので、汗や皮脂ではにじまないのに、水でオフできるというのが魅力だというヴィルトゥーズ ドラマ。
実際に使ってみた感想ですが、まずは汗や皮脂でにじむことは無かったです。お湯じゃなくて水で落ちると書かれていたので、正直言うと「汗で落ちるのでは?」と疑っていましたが、この点は難なくクリアしてくれました。ちなみに、涙でも落ちなかったです。ただし、涙が出た時に手でこすっちゃうと、少しとれます。取れてもフィルム効果で目が黒くはならないのですが、涙が出た時はティッシュでそっと押さえておくのがおすすめです。
ここまで持ちがいいと、本当に落ちるの?って思うわけですが、水で落ちました。でも、ぬるま湯の方が落ちはいいですね。確かにこすることなく落ちるのですが、ツルンと取れるのではなくてポロポロと、消しゴムの消し屑っぽい感じで落ちます。洗面所に屑が残るのが嫌なので、ツルンと落ちたら嬉しかったかな。でも、本当にこすらなくて落ちます。実際はこすらないと落ちないものも多いので、ヴィルトゥーズ ドラマは優秀です。
【ランコムの他のシリーズと比べて】
私が使っているのは、グランディオーズとヴィルトゥーズ ドールアイの2つ。公式HPの製品性能表示だけで見ると、ヴィルトゥーズ ドラマとグランディオーズのボリュームは同じ扱いなのですが、ヴィルトゥーズ ドラマの方が断然上です。カール力に関してはドールアイですね。落としやすさは、これら3つ同じくらいかなという印象です。